旅立ち 〜 銀のネックレスの魔法(1)

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キャンペーン・コンセプト : アースドーンを普及させたい。

 アースドーンはとても素晴らしいTRPGだ。ファンタジーは少し食傷気味なんて気持ちはどっかにぶっ飛んでしまったほど豪華で、素晴らしく、完成(?)されたゲームだ。残念なのは、こんなに素晴らしいゲームなのに、日本での火は消えかけている。こんなんじゃまずいぞ! で、自分に出来ることはと考え、「もっと、普及させねば!」
 で、そのために何をすれば良いか。1、EDをプレイする機会を増やす。2、ED未体験の人にプレイしてもらう。の2点を考えた。
 1、の問題点は、マスターの不足だ。現在EDのマスタリングをしているのはイサム氏ただ1人という状況。となれば、まずマスタリングする人間を増やさねば、というわけで手近な自分に焦点をあてました。しかし、EDのマスタリングは単発では挑戦してはいるものの、マスターランクの低い自分がこの大役を努めるかどうか‥‥と、悩んでいるとしょうがないので、練習もかねてキャンペーンにしてしまおうと(風呂敷ひろげすぎ?)考えたわけだ。
 2、は簡単。参加者の半数以上を、ED未経験者にすれば良い。1回で良さがわからずとも、何度か遊んでいれば(マスタリングがうまくいけば)、そのうちジワジワとしみてくればと考えています。
 そして、EDにはシナリオソースが腐るほどあるので、キャンペーンをやることで、EDらしいシナリオ、キャンペーンを考えていこうと思ったのです。

 

シナリオ・コンセプト : 出会いとキーナリッジ

 理論魔術師のティントレットと鍛冶屋のガールプというキャラクターを見たときに、魔法の道具、キーナリッジ関係でいこう!! キーナリッジを求めて旅する女の子と、それをサポートするドワーフの刀鍛冶。出会いも楽そうだしということで決定。今回の目的は、スロールでのキーナリッジの調査と、今後の目的地などを決定してもらう。
 と、ED未経験者どころか、プレイヤー経験も少ないティントレットとガールプのプレイヤーなので、急遽、ED敬虔者のナオトに飛び入り参加してもらいました。

 

大きな流れ
1.ティントレットの旅立ち。
2.ガールプの旅立ち。
3.スロール王国のバザール。(ファリングとの出会い)
4.スロール王国図書館。
5.次の予定。

 

細かな流れ
1、ティントレットの旅立ち。
 師より申し付かったのは、最後の試練。師より受け取った銀のネックレスを己のものに出来たとき。アデプトとしてみとめてあげよう。
 ・銀のネックレス:詳細は下。
 ・スロール王国の知り合いへの紹介状。:刀鍛冶のヴァラム・オードマンへの紹介状。


2、ガールプの旅立ち。
 仕事に行くと、しばらく帰らないとの師の託。その間に自分の元を尋ねてくるものを助けろ。そうすることが、みずからの道につながる。


3、スロール王国のバザール。
 バザールの活気に溢れる雰囲気と、抜け目の無いバザールの住人を出したい。そこで↓
 ティントレット > 目の前で詐欺が行われていてどうする? そして、どう対処する? 
 ファリング > 女性が、ゴロツキに絡まれている。さぁ、どうする?

 ティントレットが機転を働かせて詐欺の行為を看破しました。英雄への道をゆっくりとではあるけど、歩みはじめてますね。しかし、まだまだ未熟。当然詐欺しとは、カドがたつので報復されるという方向へ。
 絡まれているシーンで綺麗にファリングの登場 & ゴロツキの処分。このシーンの前でのゴロツキに絡まれるときとはうってかわって、うまく剣匠らしく振舞ってました。


4、スロール王国図書館
 銀のネックレスについての情報を求めて、武器知識と、図書館で調べる。
 今回、司書との交渉(今回は調べたい項目をどれだけ絞れるかによって、調査料を変動させてみました。つまり、「銀のネックレスの伝説が知りたい」というのと「サーペントリバーの周囲のケーアの者でスカージ後の伝説関係から銀のネックレスの載っている伝説をしりたい」とでは価格が違ってくるわけです)というやり方で行う。

 ティントレットとガールプが何日もかけて熱心に調べてくれました。まったくマスター冥利につきます。


0、追加行動
 ファリングが急遽なにか仕事がないかと探し始めたので頭がパニックになってしまい(この辺がマスター初心者の弱いところです)サークルブロッサムで寺田氏がシナリオ集から持ってきたペイルワン(山椒魚なトゥスラング)の食料不足のシナリオの一シーンをやらせてもらいました。


5、次の予定
 調べた内容から、サーペントリバーのバン湖を目指し、行くまでの行程を選びに向かいます。陽気な船乗りとのやりとり。
 ・船乗りの溜まり場”浮かぶ亀”

 交渉などは行わず、こちらの言い値で取引成立。しかし、比較的安全な船長を選択しました。

 

DATE

 数字的な細かい資料です。参加者はここから下は読まないようにお願いします。

関係NPC

●スカラド=レネガラム/ヒューマン,男,理論魔術師,C:4
 ティントレットの師。42歳独身、世間体を大事にする神経質な男。好きなことは高級感、贅沢。喋り方は「君は〜〜すべきでしょう」と高めの声で話す。
※魔術書はオーソドックスな本の形をしている。表紙は赤い皮で覆われており、金で文字が縫い込まれている。いかにも高級そうなデザインだ。
※ローブの刺繍は高価な装飾品を好んでいる。

●ヴァラム=オードマン/ドワーフ,男,鍛冶屋,C:6
 ガールプ=ボールの師。年齢は97歳、妻持ち。職人気質の中年の男。バータータウンでも名の知れた男。実力本意主義。自分が認めた職人(どのような職でも)に対しては名前をいうが、あとは「おまえ、あんた」で通す。基本的にざっくばらんな喋り口。
・髭は短く顎下で刈り込んでいる。(火のそばにいるのだから当たり前だろう)
・酒はたしなむ程度しか飲まない。

●ベルボ/ドワーフ,男、司書
 バータータウンにある(あるんですか?)図書館の司書。若い好青年。図書館のシステムの説明などを丁寧におしえてくれてPC達の探索作業の助けになる人物。

ベグ=チャップマン/ヒューマン,男,商人,
 バータータウンとサーペントリバーを交易の拠点としている陽気な中年の男。髪も髭も黒く短く刈っている。中肉中背でしっかりした体つき。抜け目はないが強欲でもない。外輪船「深い緑の鱒号」の所有者。

●チャンダ/トゥスラング,男,船乗り,C:5
 無口なトゥスラングの大男。 実質状の外輪船「深い緑の鱒号」の船長。

●ビスバン/ドワーフ,男,斡旋人,
 仕事の斡旋屋。

●詐欺師のドワーフ,男
 笑顔がとっても親切そうな、ドワーフの商人。(に見える) ガラスの加工品を元素の加工品だと売りさばいている。


取得アイテム

 【銀のネックレス】
  銀の大きなメダル型のネックレスでトゥスラング語とヒューマン語で「夜は明けた、これからは夜明けの時代」と書かれている。

 最大スレッド数3本 業績はなし
 呪文防御値:10

 1ランク 消費伝説点100点 編成難易度8
 鍵知識:使用者はこのネックレスの名前を知らなくてはならない。
 効果:呪文防御値+1、物理防御値+1
 2ランク 消費伝説点200点 編成難易度9
 鍵知識:使用者はこのネックレスの製作者の名前を知らなくてはならない。
 効果:呪文防御値+1
 3ランク 消費伝説点400点 編成難易度10
 鍵知識:なし
 効果:ペンダントを握ると、10ヤード以内に怒り、殺意等の霊気を持つものが近づくと熱くなる。12ステップで範囲内の生物の呪文防御値の対抗ロール。成功し、尚且つ殺意などの感情を持つ場合はダガーは熱を持つ。